富士山を臨む一棟貸しサウナ　abrAsus Hotel Fuji で叶える極上の自然体験

薪の音、伏流水、星降る富士の宵河口湖のほど近く、畑道を抜けると、一棟貸切のホテル「abrAsus hotel Fuji」が姿を現す。滞在の始まりは、自ら薪を割る音から。

フィンランド式のトレーラーサウナに火を入れ、炎の音に耳を澄ませながらゆっくりと好みの温度に育てていく。ロウリュの蒸気に包まれると、呼吸が整い、心までほぐれるのを感じた。

扉を開ければ、澄んだ外気が肌を撫で、雪化粧をまとった富士が目前に。20年以上の歳月をかけ地中を巡る伏流水の水風呂は、肌にすっと沁（し）みわたり、全身の細胞を目覚めさせるようだ。湯に身を沈めると、窓の向こうに絵画のような富士山が浮かび上がる。

湯上がりには家族でキッチンに立ち、共に作りながら食べる時間を楽しみ、一面の芝生に寝転び、月明かりに照らされる富士の稜線を眺める。満天の星の下で味わう非日常は、特別なひとときだ。

ミニマリスト御用達のブランド「abrAsus（アブラサス）」が展開するホテルのコンセプトは、“ホテルとキャンプのハイブリッド”。従来のグランピングを超える最上級の体験を提供している。バスルームをはじめ、ガーデン、サウナ、キッチン、ベッドルーム……全ての窓から「額縁に入った本物の富士山」を望むことができる。

写真　中林香　
編集　服部広子

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