Colors of Mexico〜メキシコ、マヤブルーの不思議-7
マヤの青は後のメキシコのデザインや芸術にも影響を与えている。民族衣装であるテノチティトランの衣装は鮮やかな青や赤、緑、黄色などの原色を多用しているし、芸術やデザインにおいても原色が多用されている。メキシコの壁画運動で知られるディエゴ・リベラやデビッド・アルファロ・シケイロスなどの画家たちは、鮮やかな色彩を用いた作品を制作。メキシコの文化や歴史、社会的なテーマを表現する際に原色の色彩を活用している。メキシコの眩しい太陽と青い空の下で鮮やかに映える原色の色彩たち。これらはメキシコの豊かな表現力を象徴するものであり、そのルーツは遥か昔、マヤの時代に通じているのだ。