セノーテから洞窟水路を抜け「天空の始まる場所」へ〜メキシコ、マヤブルーの不思議-6
ユカタン半島に点在する神秘のセノーテ。何億年も前、宇宙から降ってきた隕石の波動により海底が隆起して姿を表したユカタン半島。元は珊瑚だった地表はもろくて柔らかく、雨が染み込みやすい。地下に染み込んだ水が浸食し水路となり、水路同士がやがて繋がり鍾乳洞の洞窟水路となる。洞窟水路は海へと続き、海と繋がる場所をマヤの人々は「天空の始まる場所」と呼んだ。洞窟水路から流れてきた水の青と海の青と空の青とが一つになるその場所は、青が混ざり合う境目のない場所。宇宙から始まった青の循環が作り出すAZUL MAYAの美しくも怪しく謎めく光景なのだ。
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