ウィーン運航再開！ ANA便で訪れたい厳選スポットをローカルの視点で紹介

絶品フードに美食レストラン、隠れた絶景から伝統を受け継ぐ逸品まで……。
世界各国・日本各地を飛び回るANAグループ社員が“ちょっと特別”な口コミ情報をお届けします。

ロースドルフ城の古伊万里再生プロジェクト

ウィーン近郊にあるロースドルフ城では、第二次世界大戦の混乱の中で、城主が代々集めた東洋の陶磁器が破壊されるという悲しい歴史が。しかし、2019年「日墺友好150周年記念事業」として「古伊万里再生プロジェクト」が立ち上がり、割れた古伊万里をはじめとするコレクションの“陶片”が平和の象徴として再生されたのです。ANAウィーン支店ではこのプロジェクトを特別協賛し、応援しています。輝きを取り戻して城内に展示されている貴重な陶磁器・陶片は一見の価値ありです。

こだわりの逸品を探すならウィーン7区の小さな路地へ

「音楽と芸術の都」と呼ばれるオーストリアの首都・ウィーンのなかでも、私のお気に入りが7区と呼ばれるエリアです。ここはアーティストたちが多く集まる文化とトレンドの発信地。ショッピング通りとして有名な「マリアヒルファー通り」から一歩路地に入れば、個人経営の小さなお店が立ち並び、洋服や雑貨などさまざまな種類の一点物に出会えます。また、映画『黄金のアデーレ名画の帰還』のロケ地となった聖ウルリヒ教会周辺は、新旧の文化が共存する街並みが特徴。こちらもおすすめです。

緑豊かな市民の憩いの場プラーター公園で癒しのときを

映画『第三の男』の大観覧車と遊園地で有名な「プラーター公園」は、18世紀以来、600万平方メートルもの広大な敷地を覆う緑のオアシスとして地元の人々に愛されています。古くは貴族が狩猟に出かけていたという公園内の森では、今でもビーバーや鹿に遭遇することも。木々の間を貫く中央通りは4.5キロ続き、ジョギングやサイクリング、乗馬に最適です。通りの終点には八角形の建物が可愛らしい「カフェ・ルストハウス」もあり、散歩の休憩やランチに立ち寄ってみてください。