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木更津で思いがけず出合った逸品ボンゴレ “ホテルの名店イタリアン”の虜です

木更津で思いがけず出合った逸品ボンゴレ “ホテルの名店イタリアン”の虜です

LIFE STYLE 花、旅、人

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皆さんは千葉・木更津にどんな印象をお持ちですか?
アクアライン?アウトレット・モール?あるいは氣志團でしょうか?

かくいう私も似たようなものです。大阪で生まれ育った人間に木更津は正直、馴染(なじ)みが薄く「東京湾の向こう側の港町」、それぐらいの印象しかありませんでした。

先日、その木更津に赴く機会がありました。用事を早々に片付け、ランチの店を探しますが、こと食についてもたいした情報は持ち合わせていません。そこで知り合いに連絡をとり、オススメを紹介してもらったのです。

教わったのは駅近の「ホテルロイヤルガーデン木更津」。知り合いは「そこのイタリアン、悪くないですよ」と言うのですが……。一見したところ、ごく一般的な、シンプルで素朴なビジネスホテルです。怪訝(けげん)に思いながら足を踏み入れると「Ristorante ilGIARDINO」はありました。

店の人に勧められるまま、私は名産のアサリを使ったボンゴレを注文。このときもまだ、半信半疑です。ところが……。供されたパスタを一口啜(すす)った瞬間「え⁉」と声が出ました。悪くないどころか、めちゃくちゃ美味な本格イタリアンです。木更津の人には申し訳ないですが、これぞ僥倖(ぎょうこう)!思いがけない場所での逸品との出会いでした。

追加注文したパンで皿に残ったソースをきれいに拭(ぬぐ)うようにして、あっという間に完食です。それどころか、いまでは都内での仕事が早く終わったりすると「晩ごはん、木更津まで足を延ばそうかな」と真剣に考えている自分がいるのです。

今月の花はファレノプシス。
いわゆる胡蝶蘭(こちょうらん)ですが、よく見ていただくと一つひとつの花に多様な個性があることがわかると思います。花も町もイメージにとらわれることなく、じっくりと味わい尽くしたいと思う今日このごろなのです。

赤井勝(あかい・まさる)

65年、大阪府生まれ。花を通じ心を伝える自らを「花人」と称し、自身の飾る花を「装花」と呼ぶ。08 年、北海道洞爺湖サミット会場を花で飾り、13 年、伊勢神宮式年遷宮では献花を奉納。24 年、大阪府堺市に「Akai Masaru Art Museum」をオープン。

装花・文 赤井勝
編集  仲本剛

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