「これまで乗ってきた飛行機は何だったの?」初来日のノルウェー人がANAと日本に感動
初めての日本旅行、その感動は到着前から始まっていました。ANAのストックホルム―羽田便のサービスに驚き、到着後は浅草や日本食、忍者の里などを満喫。すっかり日本の虜になったノルウェー人夫妻の旅を、パラダイス山元さんがご紹介します。
ニッポン大好き!

元々日本贔屓(びいき)だったノルウェー人が、初来日後、さらに日本にハマってしまったというお話。
オスロから乗り継いだANAのストックホルム→羽田のきめ細かなサービスに、これまでの人生で乗ってきた飛行機とは一体なんだったのか!と、ノルウェーから初来日したサンタ仲間が、到着口で開口一番熱く語り始めた。
これまで乗ってきた飛行機の中でどれだけぞんざいな扱いを受け続けてきたの?と笑ってしまったのだが、ANAの機内サービスのおかげで、日本のファーストインプレッションは到着前に既に満点だったようで、私もひとまず安心した。
「20年近くもANAダイヤモンドサービスメンバー(DIA)のステイタスを継続している私の気持ちを理解できるか?」と言うと「もちろんだ、僕も可能ならなりたい!」と。「じゃあ、これから毎月ANAに乗って日本に来なさい」と背中を押した。

そもそも、日本に来たくなった動機は「ホンモノのゲイシャに会いたい」からだと言う。奥さんと一緒に来ていて、この人は何を言うのかと思ったのだが、奥さんも会いたいのだそうだ(笑)。ドラマや映画などで刷り込まれた日本のイメージとの答え合わせを滞在中にしたいのだという。
真っ先に日光江戸村か、京都の太秦(うずまさ)映画村にでも連れていこうかと頭に浮かんだものの、2週間の滞在中、ずっと一緒にいて過剰にも程がある親切なガイドを買って出るのもよいかと思ったが、べったり付き添うより、この二人は自らあれこれ探索した方が楽しめると判断。
到着した初日だけ浅草寺と仲見世、激安の殿堂ドン・キホーテ、食べ放題焼き肉店と一緒に回った後、解放してあげたのだが、着物、忍者の装束、手裏剣、模造刀、そして抹茶パウダーと、目に入るものを次から次へと大量に購入しそうになるのを、まだ初日なんだからと諭して阻止するのが大変だった。
そんなのどこでやってるの?というインバウンド観光客向けの「花魁ショー」とか、伊賀の忍者の里、長野の宿場町、佐渡の金山など、私ですら行ったことのないスポットを、随分と効率よく回ったようだ。そして日本食の虜になった。ノルウェーにも寿司店、ラーメン店、日本食レストランがたくさんあるのだが、日本で日本人がつくる日本食は本当に美味しいらしい。そして安いと。めでたいことだ。
帰国後、愛用の日本製カメラ、自家用車、バイク、家電製品の写真と共に、来年元日のフライト予約のコピーが送られてきた。さらに2月も長崎の軍艦島を中心に観光しに来るという。これはDIA修業の兆候なのか(笑)。
〜つづく
イラストレーション ソリマチアキラ
パラダイス 山元 | ぱらだいす やまもと
プロ搭乗客。 ANA ミリオンマイラー。音楽家。餃子レストラン「荻窪餃子 蔓餃苑」オーナーシェフ。著書に『読む餃子』、英語版・フランス語版餃子レシピ本『GYOZA』、『パラダイス山元の飛行機の乗り方』『なぜデキる男とモテる女は飛行機に乗るのか?』などがある。全国各地で開催中の「皮からつくる本気の餃子づくり教室」などの出演イベントの詳細は X(旧Twitter) で発信中。
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