空港免税店で入手!メキシコ土産のスパイス ANA国際線で地球の裏へ直行
成田ーメキシコシティ就航7周年を記念して“メキシコタッチ”しに行きます!と、毎朝6:00から配信を続けている音声SNSプログラムで吹聴したところ、出発当日の成田空港に12名集まりました。
もちろんツアーでもなんでもありません。各々が、有償で発券したり、特典航空券を押さえたり、それもビジネスクラスで往復したかったけれど復路が満席なので、帰りはエコノミークラスという私のようなパターンなど様々です。
長い飛行時間ですから、出発の成田空港のラウンジでどのくらいお腹に入れておけばいいのか真剣に悩みましたが、結局あれもこれも頂いてしまいました。どのメニューも美味しゅうございました。
ANAダイヤモンドメンバーになって15年。ANA SUITE LOUNGEで出発前に飛行機を眺めながら頂くシャンパンほど美味しい飲みものはございません。
成田空港からの出発は夕刻。同じ太陽を、14時間後に地球の反対側でまた見られると思うと、それだけで胸がいっぱいになります。太陽は東へ、ANA機は西へと向かいます。地球は丸いんだと納得してしまいます。
ビジネスクラスを利用すると頂ける、このエッティンガーのポーチ。降機後に利用価値大のポーチのお話は、次号で。
中南米最大規模、24時間運用の国際空港の標高は2230メートル。大気中の酸素濃度が低いため、航空機のエンジン燃焼効率は低下、従って揚力が弱くなるため、離陸が難しいとされています。
着陸も難しいのでしょうか?メキシコシティの街を眼下に収めながら、我々を乗せた787はダイナミックに空港へ降り立ちました。
降機後、今日のこの日のために用意されていたメキシコ・成田就航7周年ステッカーを頂きました。帰ったら、早速スーツケースに貼りたいと思います。ありがとうございました。
空港内には、ハンバーガーやフライドチキンなど世界的なレストランチェーンの他、タコスなどのローカルレストランも充実しています。復路便の出発まで空港に滞在し続けるという選択も当初はありましたが、時間に余裕があるので今回はライドシェアで街へ出かけることにしました。
日本でもようやく普及の兆しが見えてきたライドシェアですが、海外ではタクシーよりも確実な配車、カード決済での明朗会計といいことづくめでしかありません。
ANAチェックインカウンターにほど近い1935年創業「ELMORO」というチュロス店では、揚げたてに3種類のフレーバーシュガーをふりかけてくれます。巨大チュロスをCAさんが座席収納棚に入れようとしているイラストのオリジナルトートバッグがかわいいです。
空港内の土産店は、市内に比べると若干割高ではあるものの、伝統的なガイコツ人形の他、ソンブレロ、ポンチョなど、誰でもすぐにメキシコ人になれそうな帽子や衣裳が揃っています。
タッチというよりライトな滞在が楽しめて、名残り惜しくなってしまいます。
保安検査通過後には、お馴染みのテキーラ、ラム酒の他、入手困難になりつつある日本製ウイスキーの品揃えも豊富。
パラダイス山元の推しは、唐辛子、ライム、塩でできたメキシコで最もポピュラーな辛味と酸味が合わさった調味料「Tajin」これがお刺身やカクテル、スムージーの他、餃子にもよく合うのです!帰国後、早速餃子を包んで焼きました。
パラダイス 山元 | ぱらだいす やまもと
プロ搭乗客。 ANA ミリオンマイラー。音楽家。餃子レストラン「荻窪餃子 蔓餃苑」オーナーシェフ。著書に『読む餃子』、英語版・フランス語版餃子レシピ本『GYOZA』、『パラダイス山元の飛行機の乗り方』『なぜデキる男とモテる女は飛行機に乗るのか?』などがある。全国各地で開催中の「皮からつくる本気の餃子づくり教室」などの出演イベントの詳細は X(旧Twitter) で発信中。
X @mambon