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それは日本の哲学から始まった〜幽玄の入り口El Nido-1

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TRAVEL 2023.12 エルニド特集

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奇跡的に残された絶景の海域、エルニド。その中に浮かぶ島の一つ、ミニロック島。ここにエリアで最初のリゾートが建てられて以降、観光と環境とのバランスを保ちながら乱開発されることなく、「神の作った楽園」「最後の秘境」が今日まで保たれてきた。大体の場合、それまで秘境だった場所を人間が見つけた瞬間観光地化が進められ、秘境が秘境ではなくなっていくし、そんな場所がたくさん存在する。ではいったい何故、ここが秘境のままでいられるのか?

そもそもの始まりは日本のとある大手企業(リゾートとは無縁の)の創業家のダイバー好きの一人がこのエリアに遭遇、ダイバーのためのベースキャンプとなる簡素な小屋を作ったことが始まり。その際彼が掲げた目的が「このリゾートの最大の目的は地域社会との調和であり、手を携えて環境保全に取り組むこと」。その後オーナーはフィリピンの企業に変わったが、幸いにもその考えは引き継がれ、「人と自然を大切にすること、そうすれば利益は後からついてくる」という考えのもと、今日まで運営を続けられてきたからだといえる。

実際にリゾートでは「できることはなんでも」取り組んできた。梱包用テープやプラスチックのストローといったリサイクル不可能な材料は、パラワン島に生えるブリやアバカの紐やリサイクル木箱といった環境に優しい包装材に置き換えられ、年間30万ペソのコスト削減を実現。無駄なことを省いただけでなく、2010年には、非生分解性廃棄物が15%以上も減少している。

またリゾートで使う食材もどこから運ばれているのかなどを見直すことで、結果的にオーガニックファームや養豚場などを自前で設立。今ではリゾート全体で使う食材の約70%までになっている。これらはサステナビリティという言葉や活動が世界的に知られる以前からおこなわれてきた。オーガニック農園が新設されたことで、マニラなど遠方から仕入れる必要がほとんどなくなり、フードマイレージにも大きく貢献している(残りの約30%のカリフラワー、ブロッコリー、ニンジンなどはマニラから)。このことで野菜と果物の現地調達率は2008年には40%だったものが2年後の2010年には71%にまで上昇したのだ。

サステナブルへの挑戦は人に対しても行われ、150人近くの地元の住人を雇用、島と島民を豊かにすると同時に、リゾートは地域で最大の納税者となった。

いたずらに規模を追うことはしなくとも、エルニドではリゾートというサービス需要により地域経済への波及と貢献が可能になるばかりでなく、人がその場所に行く理由、つまり「そこにしかない」光景や風景を維持しているのだ。

写真・文:山下マヌー

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