宮古島の秘境でシュノーケリング体験 「モズク漁を守りたい」漁師の挑戦
漁とシュノーケル 海と観光客が繋ぐ伝統と未来
モズク漁師をしていた村上さんがボートシュノーケルの事業を始めたのは、伝統的なモズク漁の存続を危したためだったそう。
モズク漁は季節が限られ、漁師の生活は厳しい状況にある。やめていく漁師がいる現実に、「何か貢献できないか」と考えて始めたのが、夏の観光シーズンに遊休化する漁船を借り上げることで漁師の収入を補い、同時に観光客に宮古島の美しい海を紹介できるという取り組み。
写真を見ておわかりのように、地元漁師しか知らない、周囲に誰もいない秘境ポイントでのシュノーケリングは、宮古の海の美しさ、素晴らしさと多様性を感じられる体験となるだけでなく、地域活性化にも繋がっている。
マリンサービス碧 宮古島
村上雄基さん
陸域での環境整備が海へと繋がる
島の環境を守るため、市では多くのことに取り組んでいます。私達の課では陸域の対策が中心ですが、それは海を守ることにも繋がります。不法投棄の対策が喫緊の課題で、宮古圏の投棄量(重量比)は県でワースト1という現状を変えようと啓発に取り組んでいます。
宮古島市役所・環境衛生局環境保全課
生活環境係長友利翔太さん(左)、自然環境係長長濱秀明さん(右)