ワシントンD.C.のウォーターフロントで名物のクラブケーキをご堪能
マリーナに係留されるボート、頭上を飛ぶ水鳥の影、ボードウォーク上のブランコ……。ザ・ワーフはポトマック川に面するご機嫌なウォーターフロントだ。再開発により洒落たレストランやショップ、劇場やホテルなどが軒を連ね、夏の夜はワシントニアンで賑わう。


その一角には1805年から存在する全米最古の屋外魚市場が。今は「ジェシー・テイラー・シーフード」として、ワシントンD.C.の東、米国最大の河口域・チェサピーク湾などで水揚げされる魚介類を扱う。チェサピーク湾といえばブルークラブ。魚市場で茹でたてのものを食べることもできるが、ザ・ワーフ内のレストランで蟹の身を使ったクラブケーキを味わうのも一興。各店が腕を競う名物を食べずして、ワシントンD.C.に来たとはいえないからだ。

The Wharf DC
桟橋や遊歩道の散策だけでなく、カヤックやパドルボードなどのアクティビティを楽しむこともできる。ステージがありイベントも随時開催。「毎朝届くブルークラブは大きさや雄雌で仕分け。牡蠣や茹でた海老もその場でどうぞ」(ジェシー・テイラー・シーフード、Stan Kiserさん)

The Grill
薪火を使ったニュースタイルのアメリカ料理の店で、シーフードやステーキなどが味わえる。クラブケーキはサラダ仕立て、レモンやハーブを使ったオーロラソースで。ハンバーグのような弾力と蟹の身の濃厚な味わいが口に広がり、ハーブの清涼感がマッチ。水辺を見晴らすテラス席がおすすめ。
取材・文 小関じゅんや
写真 yOU(河﨑夕子)
編集 小嶋美樹
協力ワシントンD.C.観光局
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