メインコンテンツにスキップ
スミソニアンを訪れる人へ最高のおもてなし ワシントンD.C.のキンプトンホテル

スミソニアンを訪れる人へ最高のおもてなし ワシントンD.C.のキンプトンホテル

TRAVEL 2025.06 ワシントンD.C.特集

share

一日の疲れをいやすイブニング・ワイン

ワシントンD.C.有数の商業地区、ペン・クォーターに位置する「KIMPTON HOTEL MONACO WASHINGTON DC」(以下キンプトン・ホテル・モナコ)。前編(ワシントンD.C.のリノベホテル「キンプトン・ホテル・モナコ」 1830年から現代へ 時を越える贅沢ステイ)ではその歴史的な建物の魅力にふれた。後編ではゲストに嬉しいサービスを紹介する。

客室に入ってちょっと驚くのは、最低限のアメニティ類しかないこと。しかし困ることは一切ない。歯ブラシセットやソーイングセット、リップクリームやヘアバンドなどの小物から、加湿器、コーヒーメーカーなども、電話ひとつで持ってきてくれる。必要な人に必要な分だけ、ホテルグループが考えるSDGsな取り組みといえる。

無料のサービスとして好評なのが、朝のモーニングコーヒー&ティーと、夕方のワインアワー。ヨーロッパの邸宅のような雰囲気があるロビーラウンジで毎日、振舞われている。ワインアワーは17時からで、ワインの銘柄は毎月変わる。取材時はスペイン産のミネラル豊富な白ワインとミディアムボディの赤ワイン。あ、もちろんノンアルコールも用意されている。ワイン片手に談笑するゲストの姿もあり、一日の疲れが和らぐような嬉しいサービスだ。

自転車でワシントニアン気分を

「キンプトン・ホテル・モナコ」は、ワシントンD.C.観光には抜群のロケーションにある。ホテルの目の前にはスミソニアンの「国立肖像画美術館」があり、チャイナタウンやリンカーン大統領が暗殺されたフォード劇場などが徒歩圏内。ショッピングやグルメにも事欠かないエリアである。また、ハイエンドブランドが集まるシティセンターや、観光の中心であるナショナル・モールも数ブロック先なので、とにかく動きやすい。

移動はタクシーやUberもいいが、便利なのは自転車。ホテルでは無料で自転車の貸し出しをしているので利用してみてはいかがだろう。右側通行の国なので、もちろん注意は必要だが、自転車専用道路も整備されているので、ワシントニアンになった気分で風を切って街を走ってみたい。とくにナショナル・モールは端から端まで約4㎞あるので、点在するミュージアム巡りには好都合。車では気づかない街の風景が楽しめるはずだ。

ワシントンD.C.って、観光地なの?という印象を持たれる読者も多いだろうが、スミソニアンをはじめとするミュージアムが無料という理由などから、米国では修学旅行地として人気だ。施設の素晴らしさはもちろんだが、歩道にはゴミ箱が多く設置されていて、ゴミが散乱しているということもなく、さらに治安もいい。随所にさすが首都!を感じる。無料の恩恵で浮いたお金で、ラグジュアリーな「キンプトン・ホテル・モナコ」に泊まり、美味しいグルメを味わう。この素晴らしき首都をぜひ観光地の候補に加えてほしい。

KIMPTON HOTEL MONACO WASHINGTON DC

700 F Street NW, Washington, DC

https://www.monaco-dc.com/

取材・文 小関じゅんや
写真 yOU(河﨑夕子)

翼の王国のアンケートにぜひご協力ください。
抽選で当選した方にプレゼントを差し上げます。

ワシントン D.C.のおすすめホテル