ベトナムで楽しむ極上スムージーと旬フルーツ 街角で出会う感動の味
ベトナムを旅してうれしいのは、フルーツの充実ぶり。
たとえば朝ごはん。どんなに小さなホテルでも、たいてい朝ごはんがちゃんとついていて、彩り鮮やかなフルーツもふんだんに用意されている。朝からとっても幸せな気分になる。
マンゴーやパッションフルーツが並ぶ食卓。なんて贅沢な朝だろう。
ジュースももちろん果汁100%。濃いスイカジュースやパッションフルーツジュースはベトナムならではの味だ。


果物が食べたくなったら、スーパーに行くのもいいけれど、街のいたるところで出会う果物売りの人なら味見してから買える。しかも、食べやすいようにその場で果物をカットしてくれるのもうれしい。

さらには、街や市場を歩けばジューススタンドに当たるほど、ジューススタンドはポピュラーな存在だ。生の果物をその場でミキサーにかけて作ってくれる。

特にスムージーは、日本でいただくよりもお手軽でリーズナブル。
作りたてはビタミンもミネラルもたっぷりで、健康や美容にいいことはいうまでもない。暑い日や歩き疲れた日などは特に、テイクアウトしてついつい何杯も飲んでしまう。ハノイの中心街にあるとても小さなフレッシュジューススタンド「ヌオック・エップ・チャイ・カイ(Nước ép trái cây/fresh juice by Huong Vu)」には、なんとフレッシュジュースやスムージーが53種類もある。しかもフットマッサージ併設。
おすすめは、ねっとりと濃いアボカドスムージーとマンゴースムージー。スムージーのことをベトナムでは「シントー」といい、アボカドは、「ボー」、マンゴーは「ソアイ」。果肉をふんだんに使った濃厚かつクリーミーな口当たりは、もはや高級デザートといっていい。



アレンジドリンクは、店によっていろいろある。ホーチミンの「K5コーヒー&フォー・サム・ゴック・リン(K5 Coffee & Phở Sâm Ngọc Linh)」は、看板だけを見るといかにもフォーの専門店だが、食事のメニューもデザートドリンクも豊富。デザートドリンクの中には、豆が入ったものもある。


ホイアン旧市街にある「フレンチ・ハウス・レストラン(French House Restaurant)」では、テラス席で飲むピーチティー「チャーダオ」が最高だ。桃の果肉とレモングラスが入って、さわやかな香りが口に広がる。


ちなみに、ベトナムでよく見るココナッツジュース「ズア」は、ヤシの実に穴をあけ、ストローを差して飲むスタイルが一般的だが、ヤシの実ごとキンキンに冷やしてあるものをおすすめする。電解質が豊富で「飲む点滴」と呼ばれている。とにかく、体の隅々に染み渡る感触がたまらない。飲んだ後、実を割ってもらって果肉を食べることも可能なので、ぜひ試してみては。
French House Restaurant(ホイアンのレストラン&カフェ)
Nước ép trái cây/fresh juice by Huong Vu(ハノイのジューススタンド)
K5 Coffee & Phở Sâm Ngọc Linh(ホーチミンのカジュアルレストラン&カフェ)
取材・文 西元まり
写真 西元譲二
翼の王国のアンケートにぜひご協力ください。
抽選で当選した方にプレゼントを差し上げます。
ベトナムへの翼
羽田空港(HND)または成田国際空港(NRT)からホーチミンシティ(SGN)までANA直行便で。または成田国際空港(NRT)からハノイ(HAN)までANA直行便をご利用ください。