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カイオナ・ビーチパーク フィッシュポンドで泳ぐ| 山下マヌーの低速ハワイ#04

カイオナ・ビーチパーク フィッシュポンドで泳ぐ| 山下マヌーの低速ハワイ#04

TRAVEL 山下マヌーの低速ハワイ

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ヘイアウを後にして、ワイマナロ方面へ。海目的の観光客の多くがワイマナロビーチパークへと直行する中、我々低速ハワイは違う場所に潜む、ゴキゲンビーチへと向かいます。

そのビーチはハイウェイ沿いの小さな入口の先にあります。あまりにも目立たないその入口。急いでいたら、きっと通り過ぎます。ところが不思議なことに、「低速モード」の日には、こういう入口が目に入ってくるものなんです。子ども用のプレイロットが置かれているため、「幼稚園?」と勘違いして通り過ぎていく人もいるかもしれません。

でも、低速ハワイならきっと見つかるはず。そして、駐車場から降りたビーチの先を行くと広がる、浅瀬のコバルトブルーの海に言葉を失うかもしれません。

観光客認知度  ★★☆☆☆
低速おすすめ度 ★★★★★

▶︎ハワイ・マカプウ&サンディビーチへ 間に潜む古代ハワイアンの聖地| 山下マヌーの低速ハワイ#03

入口は「え、ここ?」というほど控えめ

カイオナ・ビーチパークの看板が目印、その横に小さな入口。初めて来る人はまず気づかないと思います。

観光地のワイマナロビーチとは違って、駐車場も小さく、看板も控えめ。まして駐車場の先にコバルトブルーのビーチが広がっていることなど、想像出来ないと思います。

初めてここを見つけたときの感動と、海の色を見たときの衝撃は、今でも忘れられません。「まだこんな海が残っていたのか」と、本気で思いましたよ。

入口の狭さに惑わされてはいけない

駐車場の先、ビーチに出て右手に進み壁を回り込むと、視界が一気に開けます。浅瀬は驚くほど透明。砂の白さがそのまま海の色を明るくしているんでしょうね。

さっきまで走っていたハイウェイの車の喧騒が嘘のように静かで、聞こえてくるのは波の音だけ。まさに、ここだけ別世界。

コバルトブルーが生まれる理由

このビーチが美しいのは、浅瀬とリーフの境界がはっきりしているからだと思います。手前はミントブルー、その先はコバルトブルー。その間の海の色のグラデーションが美しいんです。

風が弱い日は、水面が鏡のように静まり返り、海の色がそのまま空に溶けていくようです。ワイキキでは決して見ることの出来ない、島本来の海の色の感じがたまりません。

“古代遺産”のプールで泳ぐ

ビーチの奥には、古代ハワイアンが使っていた フィッシュポンド(魚の養殖池) の跡が静かに残っています。フィッシュポンドとは、潮の満ち引きを利用して魚を育てる、ハワイ独自の“食の知恵”です。

このフィッシュポンドは今も原型をほぼそのまま残していて、石積みの形も、海とのつながり方も、当時のまま。ただし、今は魚を育てる場所ではなく、ローカルが静かに入っていく“天然のプール”へと役割を変えています。

波が直接入ってこないので水面が驚くほど静か。浅瀬の海水温度がちょうどよく、子どもたちが安心して遊べるというのも、ここがハワイアンに愛されてきた理由なのでしょうね。

観光地のビーチにはない、「海と暮らす」ための仕組みがそのまま残り、それが今は“生活のプール”として息をしているなんて、素敵じゃないですか。

ただし、この手のビーチはローカルたちが週末に来ることを楽しみにしている場所の一つです。加えて駐車場も小さく停められる台数も多くありません。地元の人々の邪魔にならないように、観光客は平日に出かけることを心がけたいものです。

Manoue’s Slow Tips
入口の存在が薄いほど、記憶は深い

山下マヌー(Manoue Yamashita)

編集者を経て旅行文筆家、コラムニストに。これまでに出版した旅に関する著作は60冊超。中でもハワイに関する著作は累計100万部を超え、日本一の数を誇る。
渡航回数400回超の経験に裏打ちされた“ならでは”の視点は、圧倒的な情報量と独自の切り口で高い支持を得ている。
世界のビーチリゾートからスノーリゾート、欧米の都市部に至るまで幅広く、自由で洗練された旅のスタイルを提案し続けている。

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