CHINA WALLS オアフ東端の住宅街の先に現れる「絶景の壁」| 山下マヌーの低速ハワイ#02
オアフ東海岸の絶景といえば、マカプウやダイヤモンドヘッドが有名。ですが、個人的に推したいのは、実はそのどちらでもありません。
オアフ東海岸で“最もハワイらしい”絶景は、ハワイカイの奥、ポートロックの住宅街を抜けた先にある通称China Walls (正式名称はKOKO KAI MINI BEACH PARK)。
VOL1で紹介した「MAUNALUA BAY」同様、観光客はほとんど来ませんが、しかしローカルにはそれなりに知られた場所。
観光客認知度 ★☆☆☆☆
低速おすすめ度 ★★★★★
▶︎MAUNALUA BAY 住宅地の先の「秘密の砂州」| 山下マヌーの低速ハワイ#01
観光地ではないことを、一瞬で理解できる場所

この場所には、観光地にあるような目立った案内板は無し。一応あるにはありますが、それより主張しているのはローカルが手作りした注意書きのみ。

打ち付ける波は想像以上にパワフル。ウネリが強く、見た目以上に危険なコンディションになることも。なので、自己責任で絶景を楽しむ場所ということを理解して出かけてください。

China Wallsという名称も正式名称ではなく、「海へ向かって幾重にも重なる溶岩の層が、まるで中国の万里の長城のように見えるから」。いつしかローカルたちがそう呼ぶようになった(諸説あり)ということです。

観光地として作られた場所ではありませんが、サーファーやダイバー、海好きたちの間では昔から有名なスポットでもあります。特に夏場は海が穏やかになり、岩棚の上から海へ飛び込む若者たちの姿も見られます。
それを見て「では自分も飛び込んでみるか」、というのはオススメしません。
住宅街の終点に、突然あらわれる“ハワイ成り立ちの素顔”


日本人観光客には知られていませんが、ポートロックはオアフでも屈指の高級住宅地です。ダイヤモンドヘッドをWaikikiとは反対側から眺めるここは、完全にローカルの生活圏。
そんな住宅街を右方向に進み、行き止まりのロータリーまで。その先の崖の先に、黒い溶岩がむき出しの海岸線が姿を現し、火山島として生まれたオアフ本来の姿を垣間見ることが出来ます。
火山島の“地層”がそのまま海に落ちていく

China Walls が特殊なのは、海に向かって階段状に落ちていく溶岩の層が見られるということ。
オアフ島は火山によって生まれた島。その成り立ちが、ここでは地図のように読み取れるのです。
波が削り、風が磨き、何千年もかけて形づくられた岩の段差。その上に潮だまりができ、海と陸の境界が曖昧になる。観光地のビーチでは見られない、“島の骨格”がむき出しになっているといってもいい、姿です。
ローカルが愛する“裏ハワイ”の象徴

壁画に描かれた「China Walls」の文字。これは州政府や観光局が設置した看板ではありません。
いつ誰が書いたのか不明ですが、しかしローカルがこの場所にプライドと愛を持っているということが伝わってきます。
観光客が知らないハワイ。ガイドブックに載らないハワイ。しかし島の人にとっては特別な海。目的地だけを目指していたら、この景色には出会えません。
大通りの一本裏、路地まで走ってみる。その寄り道が、ハワイの表情を少しだけ変えてくれるのです。
Manoue’s Slow Tips
大通りをハズすと、景色は変わる
翼の王国のアンケートにぜひご協力ください。
抽選で当選した方にプレゼントを差し上げます。