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砂浜のゴミがアートになって伝える 沖縄の自然保護と持続可能な未来

砂浜のゴミがアートになって伝える 沖縄の自然保護と持続可能な未来

TRAVEL 2024.03 沖縄特集

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シーグラス そこにあってはならないもの……いつか「完全になくなる日」を目指しているんです

沖縄の自然は本当に美しい一方で大きな問題が、それを守るということ。多くのボランティアやプロジェクトの努力が沖縄には存在し、僕らも日頃から同じ思いで活動をしています。

この日は浦添市のカフェのオーナー黒島春奈さんと、砂浜に出てゴミと向き合いました。黒島さんの活動は、ゴミ拾いで終わりません。カフェに入ると、あっと驚く作品の数々……それはもうゴミではなく、すばらしいアート。姿を変えた作品を通して、来た人の心にメッセージを刻むって、アートにはすごいパワーがありますね。「シーグラスを見つけたときに、人間が出した危険なゴミがこんなきれいになるなんて、やっぱり自然ってすごい、と感じ、活動を始めました。でも、将来はこのきれいなゴミすらなくなるのが希望。ビーチクリーンをしなくてもいい世界を作りたい」

砂浜に流れ着いたガラスの破片は、摩擦で角がとれ「シーグラス」と呼ばれる。シーグラスアートが黒島さんの活動のきっかけを作ってくれた。
「観光客や子どもが出したゴミ?」と言う人がいますが、ゴミを見ると生活で出るものがほとんど。川を通して、海にゴミが来る。誰かのせいではなく、みんなで向き合う姿勢にチェンジしたら変わっていくと思います。
「観光客や子どもが出したゴミ?」と言う人がいますが、ゴミを見ると生活で出るものがほとんど。川を通して、海にゴミが来る。誰かのせいではなく、みんなで向き合う姿勢にチェンジしたら変わっていくと思います。

海が見渡せる隠れ家のようなカフェは、また訪れたくなる場所。ここでのビーチクリーンは「プロジェクトマナティ」がサポートしており、黒島さんはプロジェクトのパートナーとして、ゴミ袋の貸し出しをしている。お店で袋をもらって、拾ったゴミはカフェで預かってもらい、後日回収される。

店内のレイアウトも自分でDIYしてしまうという黒島さん。テラス席も最高。

店内にはずらりと迫力のあるシーグラスアートが飾られる。新月、イルカ、三日月のほか、1から9までの数字を表現した竜たちは「数秘」にちなんで黒島さんが独創し人それぞれの個性を象徴している。

絶品エスニック料理を堪能! 2種類を少しずつチョイスできるのも嬉しい。写真はトムヤムクンヌードルとガパオライス。

隠れ家カフェ 清ちゃん

沖縄県浦添市港川543 B-16

TEL 098-927-8398

Instagram @kakuregacafekiyochan

案内人 HY

2000年結成のミクスチャーバンド。新里英之(Vo&Gt)、名嘉俊(Dr)、許田信介(Ba)、仲宗根泉(Key&Vo)の4名全員が沖縄県うるま市出身。「HY」は、彼らの地元・東屋慶名(Higashi Yakena)の地名が由来。2003年に2ndアルバム『Street Story』をリリースすると、インディーズとしては史上初のオリコンチャート初登場&4週連続1位という偉業を達成し、ミリオンセラーに。以来、多くのアルバムをリリース。国内ツアーに力を入れながら、カナダ、アメリカの主要8都市、台湾、韓国でもライブを実施。沖縄の自然を守る活動にも力を入れ、2021年には地元うるま市初の観光大使となり、沖縄県世界自然遺産大使に任命される。2024年9月からはHY25周年イヤーが始まる。

https://hy-road.net/

毎年、沖縄県でHY主催の音楽フェス「SKY Fes」を開催

https://skyfes.net/

案内人・語り HY(沖縄県世界自然遺産大使)
写真 G-KEN
文・編集 中野桜子

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