秋田の観光名所で四季に出会う 温泉・武家屋敷・川反の夜まで|翼の王国厳選
秋田で深まる旅時間|四季・歴史・ぬくもりに出会う風景
豊かな自然と歴史が息づく秋田には、深く静かな時間が流れています。雪に包まれた山の造形美、往時の暮らしが残る町並み、湯けむり立ちのぼる温泉地、そして灯りに誘われる夜の街角。歩くほどに出会うのは、華やかさではなく、暮らしに根ざした優しさや土地の記憶をまとった風景です。
喧騒を離れ、ひとつひとつの場所に丁寧に向き合うことで、旅の意味が少しずつ深まっていきます。秋田という土地が、訪れる人にそっと語りかけてくれるような旅が、ここにはあります。
角館武家屋敷通り

角館・武家屋敷通りは、1620年に造られた城下町の情緒を今に伝える「みちのくの小京都」です。
黒板塀に囲まれた武家屋敷が並び、春はシダレザクラが屋敷を彩り、秋には紅葉が深い趣を添えます。江戸期の都市計画に基づく町割りや防火帯の工夫は、歩くほどに文化の奥行きを感じさせてくれるでしょう。
各屋敷では、当時の暮らしぶりや工芸実演を見学でき、レンタル着物や人力車での散策も風情豊かな楽しみ方。川沿いの桜並木やライトアップされた夜桜は、特に心に残る美しさを演出します。
歴史と四季の彩り、人の温もりが交差するこの場所は、旅の記憶に深く刻まれる特別な時間を与えてくれるでしょう。
角館武家屋敷通り
住所 秋田県仙北市角館町表町下丁1
アクセス
電車:JR角館駅から徒歩約20分
車:秋田自動車道 大曲ICから国道105号経由 約40分
電話番号 0187-55-1496(石黒家)
営業時間/休日
石黒家
4~11月 9:00~17:00
12~3月 9:00~16:00
不定休
料金 石黒家 大人500円・小中学生300円(団体割引あり)
乳頭温泉郷 妙乃湯

PIXTA
乳頭温泉郷・妙乃湯は、渓流沿いに佇む一軒宿で、二つの源泉「銀の湯」「金の湯」を楽しめる憩いの場です。「銀の湯」は中性で肌に優しく、身体をじんわり温め、「金の湯」は濁り湯が特徴で、鉄分や硫黄を含むさっぱりとした感触が魅力的です。
館内は和モダンな設えで、2020〜21年に改装された客室は洗面・トイレ付と快適。秋田の郷土食を活かした季節ごとのお料理も評判で、地元産きのこや比内地鶏のきりたんぽ鍋など、心に染み入る味わいがいただけます。
湯めぐり帖で周辺の温泉めぐりをしてみるのがおすすめ。貸切露天風呂で川景色を眺めながら至福のひとときを過ごした後は、温泉案内人によるブナ林散策や地元文化・自然との触れ合いも魅力的です。都会の喧騒を離れ、四季折々の渓流と温泉で体と心を丁寧に整える、旅人へのやすらぎを届けてくれます。
乳頭温泉郷 妙乃湯
住所 秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳2-1
アクセス
バス:羽後交通バス「妙乃湯温泉前」下車すぐ
乳頭温泉郷内の交通機関:「湯めぐり号」あり
電話番号 0187-46-2740
営業時間/休日
■日帰り入浴
10:00~15:00(最終受付14:00)
火曜定休
混雑時入場制限あり
料金 大人1,000円・小学生500円
小坂鉱山事務所&康楽館

小坂町・明治百年通りに佇む小坂鉱山事務所と康楽館は、かつて日本一を誇った鉱山の火を今に伝える文化遺産です。鉱山事務所は1905年に建てられたルネッサンス調の木造洋館で、内部は資料館&レストランに。螺旋階段やイスラム風バルコニーの意匠が目を引きます。
その隣に並ぶ康楽館は、1910年開業の劇場で、洋風外観に反し内部は純和風。廻り舞台や奈落、人力による演出装置が現役で動き、今も歌舞伎や常打芝居が上演されています。館内見学では、舞台裏や楽屋への足を踏み入れられ、百年を超える芝居小屋の息づかいを感じられるでしょう。
楽しみ方としては、まず鉱山事務所で当時の繁栄を静かに想像し、続いて康楽館で大正ロマンと劇場文化に浸るプランがおすすめ。洋と和が交錯する歴史建築を歩きながら、一世紀を超えた時間旅行を満喫できます。
小坂鉱山事務所&康楽館
住所
秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字古館48-2(小坂鉱山事務所)
秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字松ノ下2番地(康楽館)
アクセス
バス:秋北バス「康楽館前」バス停下車すぐ
車:東北自動車道 小坂ICから県道2号経由 約3分
電話番号 0186-29-5522(小坂鉱山事務所)/0186-29-3732(康楽館)
営業時間/休日
4/1~10/31 9:00~17:00
11/1~3/31 9:00~16:00
年末年始休館
料金
■小坂鉱山事務所
大人380円・小中学生200円
■康楽館見学のみ
大人700円・小中学生350円
川反外町

川反(かわばた)は、秋田市の夜に溶け込む大人の遊び場。昔ながらのネオンが灯り、軒を連ねる居酒屋やバーを巡るたびに、地元の優しい人々との出会いや、郷土料理、日本酒の奥深い味わいが心と舌に染み渡ります。
一軒目は雰囲気あるカウンターで秋田の銘酒を一杯。続く二軒目では地元食材を活かした小皿料理に舌鼓、三軒目では落ち着いたバーでしっとりと余韻に浸るのが定番プランです。
昭和の風情を残す街並みを背景に、一歩ごとに旅情と親しみが深まる大人の夜。川反がそっと差し出す、心ほどける秋の夜長の贅沢です。
川反外町
エリア 秋田県秋田市大町・中通周辺(旭川西岸)
アクセス 電車:JR秋田駅西口から徒歩約15分
電話番号 018-888-5602(秋田市観光振興課)
営業時間/休日
各飲食店で異なる(多くは18:00頃〜深夜1:00前後)
日曜定休が多い
料金
通り散策は無料
平均予算 3,000〜5,000円
田沢湖

田沢湖は、周囲約20kmのほぼ円形を描く、日本一深い湖(最大水深423.4m)として知られ、その深い瑠璃色の湖面が印象的です。カルデラ地形ならではの透明度と落ち着いた佇まいは、四季それぞれに異なる表情を見せ、訪れる人に静かな感動を届けてくれます。
湖畔には龍女・たつこ姫伝説にまつわる「たつこ像」が佇み、その神秘的な存在感が旅情を深めます。また、遊覧船では湖上から山々を映す鏡のような湖面を行くことができます。
朝の静けさに包まれる湖畔散策、遊覧船での語りと絶景巡り、夕暮れにたつこ像とともに黄金に染まる湖を見るプランが格別です。湖畔周辺には温泉や足湯、カフェも点在し、「日本百名月」に選ばれる美しい月夜には、月明かりに照らされた湖面が心の奥底に寄り添うような優しさを与えてくれるでしょう。
田沢湖
住所 秋田県仙北市田沢湖潟字槎湖
アクセス
バス:「田沢湖畔」下車すぐ
車:盛岡方面 国道46号経由 約50分/秋田方面 国道13・46号経由 約50分
電話番号 0187-43-2111(田沢湖観光情報センター「フォレイク」)
営業時間/休日
湖畔は終日散策可
■遊覧船
4月下旬〜11月上旬 9:00~15:00
荒天時運休
料金
湖畔散策無料
■遊覧船
大人1,400円・小人700円
森吉山の樹氷

森吉山(北秋田市)は、雪と氷が織り成す幻想的な「スノーモンスター」が出現する、冬の自然美の宝庫です。ゴンドラに乗って標高1,167mの山頂へ。そこから徒歩5分ほどで辿り着く樹氷平には、アオモリトドマツに宿る氷と雪が織り成す立体的な「氷の森」が広がります。
光を受けて白銀に輝くその姿は、晴天時には青空とのコントラストが鮮烈で、まるで別世界を歩いているかのよう。昼の雪景色も美しいですが、夜はキャビン付き圧雪車でライトアップされた闇の中に浮かぶ氷像を巡る夜間観賞会に参加すれば、満点の星空と相まってより神秘的な体験ができます。
さらに、樹氷案内人による教室や、長靴・スノーシューなどの貸出もあり、初めてでも安心して自然の美しさを身近に感じることが可能です。冬の森吉山は、心に刻まれる優雅な非日常を、静かにそっと差し出してくれる場所です。
森吉山の樹氷
住所 秋田県北秋田市阿仁鍵ノ滝79-5(森吉山阿仁スキー場山麓駅)
アクセス
電車:秋田内陸線 阿仁合駅から路線タクシーで約25分
車:東北自動車道 盛岡ICから県道経由 約2時間15分
電話番号 0186-82-3311(阿仁スキー場)
営業時間/休日
ゴンドラ 9:00~16:00(繁忙期は延長の場合あり)
天候により運休あり
料金
ゴンドラ
往復2,000円/片道1,400円
小学生往復900円/片道600円
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<秋田への翼>
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