大草直子さんが更年期を越えて気づいた大切な時間 自分を愛する一杯
食いしん坊の方々が出合った、とっておきのお取り寄せを教えてもらう連載。暮らしを幸せにしてくれるあの味を求めに、旅をしたくなることでしょう。
ハーブティーを飲んでひと呼吸。自身と向き合うことを忘れずに。

大人の女性のためのTIPS集『見て触って向き合って 自分らしく着る 生きる』を上梓したファッションエディター・スタイリストの大草直子さん。
「心身ともに大きくバランスを崩す更年期を経験したことで、自分としっかりと向き合い、自分自身を愛することの大切さを学びました。今回紹介するハーブティーは、おいしいのはもちろん、飲むとストレスがやわらぎ、心が健やかになる気がします。セルフケアの一環として飲むのもおすすめですよ」
大草さんが、自分らしく生きるためになくてはならない存在と語るのは、2024年に生まれたばかりのハーブティー専門店『ROEROE』の『GODARD』。ローズを主体にしたハーブティーだ。
「お茶が好きなので、その日の気分や体調で選べるように紅茶や、日本茶をはじめ、さまざまな種類を常備していますが、この『GODARD』を飲むのは、仕事や家事が一段落した時。リビングに置いているどの椅子に座って飲むかも決めています。お湯を注いだ時に広がる香りがとてもよく、体いっぱいにその香りを吸い込むと安心できるんです。フランス映画の巨匠である、ジャン=リュック・ゴダールをオマージュした名前も、エスプリがきいていていいですよね。ローゼルの花びらが由来の鮮やかな赤い色も美しく、目からも癒されるはず」
『ROEROE』の製品に使われているハーブは、世界中から集め、厳選したものを使用。また、自社農園『みつがの本草園』では約50種類のハーブを育てている。日本固有の薬草文化の探求と、植物としてのハーブの美しさを知る知恵がブランドのベースになっているのだ。
「淹れた後の茶葉はとても優雅なので、すぐに捨てるのはもったいない。乾燥させてこれで手作りサシェを作ることもあります。ストレスを抱えながら、バタバタと忙しい日々を送っていても、『GODARD』を飲めば少しゆとりが生まれます。『また、明日も頑張ろう』という気持ちになり、よい日々を送る活力を与えてくれます」

『ROEROE』の『GODARD』
映画監督ジャン=リュック・ゴダールへオマージュした華やかなハーブティー。ローズをはじめ、カルダモンやシナモン、オレンジピールなど9種のハーブをブレンド。レギュラーパッケージ(25g入り) 1,680円。ギフトに最適なBOXパッケージもあり。
大草直子
ファッションエディター・スタイリスト。出版社勤務後、独立。メディア『AMARC』を立ち上げ、ファッションやビューティなどの情報を発信。著書多数。最新刊は『見て触って向き合って 自分らしく着る 生きる』(マガジンハウス)。
撮影 江原隆司
取材・文 高田真莉絵
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