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琵琶湖を望む近江の「蔵サウナ」で潤う~Deportare Trip vol.1

琵琶湖を望む近江の「蔵サウナ」で潤う~Deportare Trip vol.1

LIFE STYLE DEPORTARE

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空前のサウナブームに乗って、日本各地で次々と個性豊かなサウナが新設されています。男性中心だったサウナ文化も近年、様変わり。老若男女、幅広い層のサウナ愛好家が急増しています。サウナの聖地「サウナしきじ」(静岡県)の娘の笹野美紀恵が、数々のサウナや温浴施設をプロデュースしてきた経験と、女性の視点で選りすぐりのサウナをご紹介します。
「Drportare Trip~旅で潤う」 連載第1回目は、琵琶湖を望む近江八幡市の料理旅館「旅籠 八…」に今夏、新設された【醸し風呂】。古い梁や土壁を残す蔵の中に造られました。

まるで古代にタイプスリップしたよう……。

こちらのサウナのテーマは蒸し風呂。
サウナが昔、蒸し風呂と言われたように、井草や薬草などの蒸気浴が楽しめます。
薪のストーブで温度が75〜77度に保たれるため、ひりつくような熱さもなく、体に優しいサウナ。体の内側からじんわりと温まります。

蒸し風呂の入り方は、まず、サウナに入ったら床に敷き詰められた藁や井草などを体全体で感じます。 寝そべりながら手をおなかの丹田に置き、大きく鼻から深呼吸(5秒)、ゆっくり口から吐く(10秒)を1セットで5回繰り返します。 さらに、全身をほぐすように頭から足までゆらゆらと揺らしたら、そのまま8分堪能しましょう。

井戸水を瓶に溜めた水風呂の温度は18度。木筒から落ちる水を頭のチャクラに当て、目を閉じます。 しばらくして水を感じたら、蔵の外に出てゆったりと深呼吸。 揺れタオルを頭に覆い、目を休ませながら体内の悪い気や毒を全て出し切るイメージをして……心臓の鼓動をゆっくりと感じてみてください。 ここまでの流れを2〜3回行います。

心ゆくまでサウナと水風呂を堪能した後は、同じ蔵のなかに設けられた茶室へ。
“整う”部屋として使われるこちらで、宿オリジナルのデトックスドリンクをいただきます。
見る目が養われた大人も驚く極上のリトリート空間で、心身潤うサウナ旅に出かけてみませんか。

案内人:笹野美紀恵 

温浴施設などの事業コンサルタント会社「ONEBLOW」代表。元ミスインターナショナルファイナリスト。

旅籠 八(わかつ)

tel.0748-36-2745
滋賀県近江八幡市玉屋町6

1829年に畳屋として建築された商家をリノベーションした全二室の料理旅館。
宿が建つ八幡堀は旧家の屋敷や白壁の蔵が残る観光名所。堀沿いを散策、水路めぐりを楽しみながら、のんびりと滞在できる宿になっている。
蔵の中に作られたサウナ「醸し風呂」は完全予約制で、日中1組、夜は宿泊客1組の1日2組の完全貸し切り。
料金は、一般のサウナ利用は、1名様1万円(4名様まで利用)のほか、宿泊プラン(夕朝食付き9万円〜)にサウナ利用(2万円)を付けたリトリートプランが計11万円〜。
客室は、鞍馬石の岩風呂を配した「石の間」と、数寄屋の造りの一棟貸しの離れ「木の間」、といずれも個性的な空間。
食事処では、近江牛や琵琶湖で獲れる湖魚、無農薬栽培の地野菜など滋賀県産の食材を使ったこだわりの料理がいただける。

公式サイトURL: https://wakatsu.jp/

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