翼の王国65周年 表紙イラストから見る70年代の空の記憶と未来予想図
創刊65周年の『翼の王国』アーカイブ企画の第3弾。当初からビジュアル誌としての魅力を打ち出していた誌面では、写真だけでなくイラストを多用することで独特の世界観を作り出していました。その時代をドラマチックに語るイラストや、わくわくする未来を表現したイラストには、今でも心が躍ります。
1968年21号「松山2000年 え・真鍋博」より
未来を描いたイラストレーター、真鍋博さん。
繊細な線と鮮烈な色彩で“空の時代”を表現し、60~70年代の本誌でも未来図を多数発表。愛媛県出身の真鍋さんが松山の30年後を描いた「松山2000年」では、瀬戸大橋で島々が結ばれる未来をいち早く描写しました。
1974年2月号 「TriStar カリフォルニアに舞う… 全日空第1号機搭乗記 えと文/おおば比呂司」より
ユーモアと温かみで時代を描いた漫画家・画家のおおば比呂司さん(https://oba-hiroshi.com)。
創刊号から文章とイラストを寄稿し、長年にわたり表紙絵も手がけました。トライスター誕生記念号では、アメリカでの初号機引き渡しの瞬間を軽やかでほのぼのとした筆致で描き、本誌の歴史を彩りました。
文 服部広子
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