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内宮から歩いて30分 月の神を祀る月読宮への誘い 伊勢神宮-2

内宮から歩いて30分 月の神を祀る月読宮への誘い 伊勢神宮-2

TRAVEL 2024.01 伊勢神宮特集

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伊勢神宮とは125の宮社の集合体

伊勢神宮には内宮(ないくう)と外宮(げくう)のほかにもたくさんの宮社があります。その数合わせて125社。私もかなりの宮社を参拝しましたが、まだすべては参拝できていません。
125社のなかでも内宮と外宮に次いで格が高いのが別宮と呼ばれる14の社です。

そのうちの1つ荒祭宮(あらまつりのみや)は、内宮の域内にあることから参拝する人の多い別宮です。注目してほしいのは鳥居がないこと。理由は定かではありませんが、内宮と一対の存在だから、と解釈されています。

月読宮(右から2つ目)と3つの別宮

荒祭宮に祀られているのは天照大御神の荒御魂(あらみたま)で、内宮に祀られている、天照大御神と対をなし、やさしさとたくましさ、平常心と勇猛心と解釈をされることもあります。2つがうまく作用することで安定が保たれているのでしょう。

荒祭宮で行われた夜の祭儀。別宮でも祭儀は正宮に準じて行われます。荒祭宮は、正宮御稲御倉(みしねのみくら)、外幣殿(げへいでん)を経て石段を下りたところに鎮座しています。

満ちては欠けて 時を刻む月と暦を司る月読宮

月読宮(つきよみのみや)は月の神を祀る別宮で、ほかの3つの別宮とともに鎮座しています。こうした形で4つの宮社が並ぶのは、ここだけ。内宮から歩いて30分ほどのところにありますから、ぜひ参拝されてはいかがでしょうか。

月読宮の祭神は月の満ち欠けを教え暦を司る月読尊(つきよみのみこと)。太陽にたとえられる天照大御神の弟神です。月日とは歳月のこと。地球上で何が起ころうとも、太陽と月は時を正確に刻んでいます。伊勢神宮が発行している神宮暦も科学的なデータをもとにし、迷信的な記述は一切ありません。

⽉読宮

写真 宮澤正明 
編集・文 今泉愛子

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