海と山がつくり出す食文化 動画で見る八丈島の美景
約14万年前に噴火した三原山(東山)と、約1万3千年前に噴火した八丈富士(西山)。両方の山から流れ出た溶岩が繋がり、現在の姿となった東京都八丈島。
一つの島だが、東と西の土地の特性は大きく異なる。長い年月の間に土が堆積した三原山側は、水に恵まれ広葉樹が生い茂る豊かな土地を持ち、伊豆七島で唯一稲作が可能な島。一方、若い八丈富士側は稲作や農作に適した土の堆積はない。しかしながら海からの潮風にのって運ばれてくる、ミネラルを豊富に含んだ牧草地が広がる。三原山側、八丈富士側それぞれの土地の特性、空中の塩分濃度や気温、湿度、降水量などの気象条件、土壌や地形など。島の風土や個性を活かした生産物への数々の取り組みは、まさに八丈島テロワール。島の周囲の豊かな漁場からの恵みも加わり、島では古くからの食文化と新しい地域ブランドの開発も進む。
東京都心の羽田空港から一時間足らずの距離に浮かぶ美味しいものに溢れた島、八丈島を「いただき」に飛ぶ。