秋田の郷土料理と日本酒を堪能 じゅんさい料理と酒蔵宿で味わう贅沢旅
料理上手な民宿オーナーの絶品じゅんさい料理
「しばたん家(ち)」は、オーナーの柴田千津子さんが手がける地元食材を使った田舎料理が評判の農家民宿。もともとはJA(農業協同組合)の職員だった柴田さん。あと一年で定年退職を迎えようとしていた2013年、地元のグリーンツーリズムを盛り上げるために「やってみないか」と県から声がかかると、料理好きがこうじて自宅で民宿を営むようになった。
宿では四季折々の伝統料理をいただくことができるだけでなく、希望をすれば、絵巻き寿司などの料理作りや農業体験をして過ごすこともできる。摘み取り体験で収穫してきたじゅんさいを調理してもらうことも可能だ。今回は特別に、柴田さんオリジナルの絶品じゅんさい料理の数々を作っていただいた。

地元では料理上手として一目置かれる柴田さん。この笑顔と美味しい手料理を目当てに民宿に通う常連客も多い。






農家民宿 しばたん家
秋田県山本郡三種町鹿渡字町後419-2
白神山水仕込みの日本酒に酔いしれる宿とカフェ

リビングに配置されたソファに腰掛けると、日本海の絶景と静寂が押し寄せる。ここは人気の日本酒「山本」を手がける酒蔵、山本酒造店が営む宿。センスのよい調度品が並ぶ室内にはスピーカーも置かれ、プライバシーを重視した空間で、酒や音楽に酔いしれる時を過ごすことのできる宿だ。
1901年創業の山本酒造店の6代目として生まれた山本友文さん。家業を継いだのは2002年、32歳のときで、以前は東京の音楽事務所でアーティストのマネジメントを担っていた異色の経歴を持つ。それだけでなく杜氏制の廃止や女性の積極雇用、酒造りの担当をローテーション制にするなど、手がけた改革も異例ずくめ。酒蔵内に配置したスピーカーで各自が好きな音楽をかけながら、楽しく作業することもよしとしている。
酒造りに使用する水は、すべて白神山地から直接引いた湧き水を使う。「地元の水や米にはこだわっていますが、特別なことは何もしていないんです。僕以上に酒造りの上手い先輩が山ほどいる中、どうやったら自分らしい酒造りができるか。そう考えたとき“美味しさの先にある楽しさ”を伝えることが、僕らしい形なんじゃないかと思ったんです」。山本の酒を愛するファンだけでなく、社員や地元の人、皆が心から笑顔になれる拠点が、酒蔵であり、宿やラボ&カフェでもあるのだろう。

6代目の山本友文さん(上写真中央)。山本酒造店で働く正社員の5割が女性、9割が20~30代。地元の若者の雇用確保の場にもなっている。
酒蔵の隣にはカフェ併設の日本酒のラボが。ラボには小さな醸造所があり、オリジナルの日本酒が常時1~2種仕込まれる。カフェではその日本酒はもちろん、軽食やスイーツも提供。山本酒造店の酒粕を使った「ピエール・エルメ・パリ」オリジナルマカロンも人気だ。洗練された店内では白神山地の里山を再現した庭を眺めながらくつろぐことができる。
LABO and CAFE YAMAMOTO
秋田県山本郡八峰町八森字八森13-1

宿には日本酒サーバーを設置。日本酒5種、焼酎1種から山本酒造店の酒を1人1泊あたりコイン10枚分までいただける。

夕飯を付けることも可能で、地元の海と山の幸を詰め込んだケータリングが届く。宿泊者限定の酒蔵見学も行う。

お宿 山本
秋田県山本郡八峰町八森字ノケソリ26-1
写真 秋倉康介
取材・文・編集 小嶋美樹
協力 三浦基英
<あきた白神への翼>
東京(羽田)からANA便で大館能代空港へ。藤里町へは車で約30分、八峰町へは約50分、三種町へは約50分、能代市街地へは約45分。※運航情報は変更になる可能性がございます。 最新の情報はANAウェブサイトをご確認ください。
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