メインコンテンツにスキップ
浄化で生まれ変わるReborn and wellness in Kyoto-3「禅」

浄化で生まれ変わるReborn and wellness in Kyoto-3「禅」

LIFE STYLE 旅で潤う

share

京都を訪れ、八瀬(やせ)から比叡山(ひえいざん)を歩く。あぁ日々の喧騒からすっかり離れた。
森の中に身をおき感性を研ぎ澄ますと、ただならぬパワーを感じ、心が解(ほど)ける。
ここでの体験は、たとえ些細(ささい)でも新しい自分の発見につながる、そんなお土産を持ち帰れる場所。

苦しみを解放して本当の幸せを求める。禅は幸せとは何かをおしえてくれる。
安心、満足、納得、楽しさ……自分の人生の根源に何を求めますか。

「坐禅」とは、姿勢を正し座ること。だが目的はそれではない。「苦しみを解放して本当に幸せになる」その実現を求め、宗貫(そうかん)さんはここ栖賢寺(せいけんじ)で坐禅をwellnessとして伝えている。では、本当の幸せとは何か。「安心したい、満足したい、納得して死にたい、目下の問題を解決したい……抱えるものは十人十色でしょう。坐禅は習得すれば誰にとっても身近で日常的なもの。お寺に来なくても、世界のどこにいても瞑想(めいそう)をすることはできるのです。どう座り意識をどう扱うのかを学んだうえ、自分の思考で物事に善し悪しをつけないこと。坐禅を深めていくことは、普段気づいていなかったものごとの本質に触れるような経験であり、聞こえていなかった音が聞こえてくるようなものです」。
寺は静寂に満ち、降りしきる雨は意図のない心地のよい音に聞こえた。精神の健康こそ、宗教や民族に関係なく私たち人間に今一番必要なものではなかろうか。

宗貫(そうかん)

禅僧。栖賢寺住職。京都市立芸術大学を卒業後、作品制作環境を求めて徳島県に移住しサーフィンを始める。「本当の幸せとは何か」という自らの根源的な問いを、サーフィンとヨーガを通した精神的な探究に求める。本格的な精神修行を志し、ヒマラヤ山中での修行を経て、28歳で出家。大徳寺専門道場での修行後、2016年より無檀家で無住であった栖賢寺に入寺。師に参じながら、坐禅会を主催し、禅友とともに坐禅修行を続ける。

栖賢寺(せいけんじ)

京都府京都市左京区上高野水車町20
観光の拝観は行っていないが、坐禅指導をご希望のかたは栖賢寺へ問い合わせください。
https://www.seikenji.org/
Instagram:@sokan_munakata

GoogleMap

写真/yOU(河﨑夕子)
文・編集/中野桜子