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富山・魚津「片貝川」が育むビタミン、ミネラル豊富な魚で免疫力アップ~Deportare Trip vol.11

富山・魚津「片貝川」が育むビタミン、ミネラル豊富な魚で免疫力アップ~Deportare Trip vol.11

LIFE STYLE DEPORTARE

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立山連峰からの清流が育むノドグロ、白エビ、ホタルイカ

「魚津の魚は本当に美味(うま)い。ホタルイカ、白エビ、ノドグロと魚の種類も豊富。秋に旬を迎えるフクラギ(ブリの幼魚)は、我が家の食卓でもお馴染(なじ)みです」

千葉ロッテマリーンズの石川歩投手に勧められ、彼の故郷の富山県魚津市を訪れたのは6月下旬。富山きときと空港から新潟方面に向かう国道8号線の右手には標高3千メートル級の立山連峰、左には富山湾を一望できる。地元の人には見慣れた景色だが、実は、この山と海の距離が至近な地形が、魚津の魚の美味しさに繋がっているという。

「魚津市を流れる片貝川は、立山連峰の一角をなす毛勝三山(けかちさんざん)を源流にし、その伏流水が富山湾に一気に注ぎ込まれます。森の栄養分と酸素を含んだ水は魚が育つ環境として最適。水道水でも十分、冷たくて美味しいです」

そう語るのは、石川投手も参画する株式会社TOYAMATOの津田瑞希さん。富山の活性化に取り組む同社が展開する日本酒バル「バール・デ・美富味(みとみ)」(富山市)では、富山の水と米で作られる日本酒を通じて、富山県の魅力を全国全世界に発信している。

そして、旅の目的だった魚を食べるために訪れたのは、魚津の名店「鮨 大門」。魚津湾で水揚げされた地魚と魚津産の米を使った握りは、どれもこれも旨(うま)みたっぷりで満足度が半端ない!栄養分豊富な水に育(はぐく)まれた魚を食すこと。これが魚津、そして富山の人たちの健康の源なのだ。

美味しい魚、落ち着くサウナ・・・
石川渉選手が語る魚津のいいところ

富山県魚津市に生まれ育ち、高校時代は滑川市の高校の野球部に所属した石川投手。富山湾の海の幸に恵まれた故郷での暮らしを振り返り、「幼いころから当たり前のように魚を食べていました。富山湾で獲れるフクラギやノドグロ、白エビ、そして白身魚もめちゃくちゃ大好きです。魚津はスーパーで売っている安価な刺身でも美味しいですよ」とコメント。滑川市の代名詞でもあるホタルイカについては、高校の後輩のご家族が滑川漁港で働いていたこともあり、とても身近な存在だったと語る。

「漁港に行くと、大きな電球が付いている船がたくさんあって、ホタルイカ漁をしていると聞きました。後輩の家に行くと朝からとれたてホタルイカを食べさせてもらいましたし、ホタルイカに限らず、漁師さんたちが朝ごはんを食べるところに入れてもらって、よく一緒に食べさせてもらいました」

ホタルイカはビタミンAやビタミンB12、ミネラルなどが豊富に含まれている。ビタミンAは、目の健康を維持、皮膚や粘膜を健康に保ち、美肌や免疫の機能を強化する。ビタミンB12は血液をつくるときに必要なビタミンで、神経機能を維持する働きがある。

「高校を卒業して名古屋、そして東京と移り住むうちに、魚を食べることがめっきり減ってしまって。健康面を考えるとすごく残念だったなあと思います」

故郷の思い出は美味しい魚だけではない。

「富山県の至るとこから眺めることができる立山連峰ですが、水原地区の海側から見た山々がいちばん好きです。高校時代はランニングが日課で、その景色が印象深いです。当時は、日常のなかにあった景色が、いま改めて見るととても綺麗だなあって思いますね。また、魚津桃山運動公園から見る景色もおすすめで、市内や海が一望できますし、天気のいい日は能登半島まで見えるんです」

また、球界きってのサウナ好きとして知られる石川投手。魚津にお気に入りのサウナができたという。

「魚津市の片貝地区にある『SAUNA CNOC』は、貸切利用できるサウナ施設です。地下水を使った水風呂も気持ちいいですし、外気浴をしていても、とても静かでとても落ち着けるんです。魚津でいま、いちばん好きな場所ですね」

SAUNA CNOCは昨年12月にオープン。ゆったりとしたサウナ室の温度は110度と高めながら、常に新鮮な空気を循環させているので快適な呼吸ができる。2時間の枠で定員8名まで、一人でも貸切・予約可能だ。外気浴スペースからは四季折々の美しい自然を眺めながら体を休めることができる。

石川選手は、富山にルーツを持つ事業家・青井茂氏と、富山で約140年の歴史を持つ北日本新聞社とともに2019年12月に会社「TOYAMATO」を設立。富山に眠る新たな魅力を再発見し、世界中へ発信していくことを目指して作られた会社だ。社名には、“富山と何かをつなぎ、富山とともに新しい事業を創造する集団”という意味が込められている。石川選手は、野球教室「ピッチャーズ エリート アカデミー」を滑川市、魚津市で開催。地元への貢献を目指した活動を行っている。

「子供の数が減っているなかで、野球人口も激減しています。なんとか裾野を広げるためには、いろんな取り組みが必要だと思っていて、野球教室もその一つです。僕自身、小さいときに富山でプロ野球選手の野球教室に参加したことがありました。富山ではそういう機会がほとんどなかったので、自分がよかったと思うことは子供たちにしてあげたいなあと思っています。TOYAMATOの活動も徐々に認知されてきたと思いますし、いろんな可能性を感じています」

案内人:竹下雄真

1979年、神奈川県茅ヶ崎市出身。会員制パーソナルトレーニングジム「デポルターレクラブ」代表。トップアスリートをはじめ多くの著名人の肉体改造に携わり、ウェルネス以上、メディカル未満の領域で、クライアントの進化に日々努める。著書に『ビジネスアスリートが実践する最強のリカバリー術』(光文社)ほか多数。

石川 歩

富山県出身。35歳。滑川高等学校卒業後、中部大、東京ガスを経て2013年、ドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団。2016年、最優秀防御率のタイトルを獲得。2017年、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表に選出され、エースとして活躍した。

SAUNA CNOC(サウナクノック)

富山県魚津市島尻999-1

TEL:080-9060-0047

魚津駅より車で13分

https://saunacnoc.com

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撮影/木村哲夫、滑川市役所 水産観光課(ホタルイカ漁) 取材・文/竹下雄真 編集/服部広子