【翼の王国65周年】松下幸之助氏と中村メイコ氏の「飛行機の旅」エッセイをご紹介

65周年を迎えた『翼の王国』、往年のアーカイブを公開する企画の第2弾。当時は、写真やイラストといったグラフィック雑誌としての面白さだけでなく、さまざまな著名人によるエッセイも大人気でした。経済界や芸能界のビッグネームたちが飛行機の旅について思いを馳せ、寄稿していました。

ずいひつ「世界を一つに結ぶもの」松下幸之助より

松下電器産業（現パナソニックHD）創業者・松下幸之助氏が、国内線ジェット化を象徴するボーイング727の登場を祝い随筆を寄稿。大幅な飛行時間短縮により、空の旅が国境を越えた交流を深め、世界の一体化と国際理解の促進に寄与することに期待を寄せました。

1964年 ボーイング727特集号　

ブラボー！SKYハネムーン♡ 「空の真ん中で心にうかんだこと」中村メイコより

女優の中村メイコ氏が夫で作曲家の神津善行氏との新婚旅行の思い出を寄稿。北海道への機内で、『星の王子さま』の一節「愛しあうということ」について思いを巡らせました。今回未掲載の後半では、幼い娘二人を連れて再び北海道に向かう家族の愛が綴られています。

1966年8号 ハネムーン特集号

文　服部広子

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