メインコンテンツにスキップ
美食の街プエブラでまず食べたいストリートフード

美食の街プエブラでまず食べたいストリートフード

TRAVEL 2026.04 メキシコ特集

share

メキシコ料理史の重要都市ともいわれるプエブラは、修道院文化から生まれた料理で知られる街だ。しかし、街を歩けば地元の人々が気軽に楽しむストリートフードの豊かさにも驚かされる。巨大なパンに具材を詰めた「セミータ」、アラブ文化の影響を受けた「タコス・アラベス」、揚げ生地の「モローテ」。どれも街の生活に根付いた味だ。

かつてこの地に暮らした修道女たちによって生み出された料理やスイーツがメキシコ全土へと広まったことで「メキシコ料理史における重要都市」ともいわれるプエブラ。今でも美食を求めて多くの人が訪れるこの街にはさまざまな名物料理があるけれど、ここでは地元っ子たちに愛されるストリートフードを紹介したい。

庶民の味「セミータ」

プエブラ名物のストリートフードといえば、このセミータ。特製のパンに、薄く伸ばした豚肉や鶏肉などのカツやハム、細長く裂かれた弾力のあるオアハカチーズ、それにアボカドや玉ねぎ、プエブラ名物の香草「パパロ」などがサンドされた、サンドイッチとハンバーガーの中間のようなご当地フードだ。

大人の手の平よりも大きく、半分のサイズでも満腹になるほどボリューミー。ただし、パンがふわっと軽い上に、味付けもシンプルなので(お好みでハラペーニョの燻製が入ったソースをトッピングしたりもするけれど)、慣れない異国の地で疲れた胃にも優しい、日本人好みのストリートフードだ。


Rebeca Quintero” Cemiteria ️(レベッカ・キンテロ・セミテリア)

アラブ風のタコス「タコス・アラベス」

中東からの移民も多かったプエブラで、メキシコとアラブの文化が出会い、独自の進化をとげたタコスがこちら。回し焼きされた巨大な味付け肉をそぎ落としてトルティーヤで包めば、プエブラ名物のタコス・アラベスの出来上がり。メキシコでは高価な羊肉の代わりに手頃に入手できる豚肉が使われるようになり、やがて定番となった。

甘辛い味付け肉がジューシーで、ビールにもよく合う。街を歩けば、香ばしい匂いとともに、巨大な塊肉が店頭で焼かれている風景をそこかしこで目にすることができる。

Antigua Taqueria La Oriental(アンティグア・タケリア・ラ・オリエンタル)

プエブラのファストフードといえば「モローテ」

とうもろこし粉と小麦粉を混ぜた厚めの生地でさまざまな具材を包み、油で揚げたものに、サルサやサワークリームをたっぷりとかけたモローテもプエブラの定番ストリートフードだ。具材は、チキンやビーフなどの肉系やポテトや豆、チーズなどが基本だが、プエブラ大聖堂の程近くにある人気店『アカプルコ』では、きのこやタコ・イカなどの魚介系の具を選ぶこともできる。

その種類の豊富さには、店頭でどれにしようか迷ってしまうほどだ。カウンターで立ったままさっと食べる、プエブラっ子たちにはお馴染みのファストフード!

Antojitos Acapulco(アントヒート・アカプルコ)

※SNS、HPなし

美食の街・プエブラを訪れた際には、ストリートフードもおすすめだ。

写真 yOU(河﨑夕子)
取材・文 小嶋美樹
コーディネーション 長屋美保

翼の王国のアンケートにぜひご協力ください。
抽選で当選した方にプレゼントを差し上げます。